下の子どもが中学校を卒業します。
実は今年、(下っ端ですが)PTA役員でした。
子どもが通っている中学校のPTAはかなり活動が減り、負担もへりました。
また、やって良かったと思うこともあったので書いていきます。
なぜPTAの仕事は負担なのか
ベルマーク運動だとか、行事への参加だとか、草むしりだとか、研修への参加だとか、挨拶運動とか。
活動も平日に限られ、職場に掛け合って休みをもらい出席したり、有休を使ったり。
これが希望者ならまだいいんですが、くじだったり順番で回ってくるものだったりすると負担感は増すばかりです。
「子どものため」という大義名分を振りかざして、不要だと思われる活動もなかなか削れません。
しかも、ほとんどが母親の出席なんですよね。
家事に仕事に育児に走り回っている母親の負担がさらに増えるわけです。
つらいと思いながらも、一年だけと思って我慢して通り過ぎるのを待ってしまうため、改善も削除もされないまま次の年も同じような活動を継続してしまうのです。

PTA入会の自由
子どもが通う学校のPTAは入会自由です。
そのため、毎年入会の有無を書面で確認されます。
ただし、自分の周りではほとんどが入会だったため、我が家もいつも入会していました。
しかし、ほとんど入らない学年がとうとう現れたのです。
みんなで約束して一斉に未入会を選択したとのことでした。
PTAの加入者がこのまま減っていくことが懸念され、問題となりました。
このことは「いいね」と、心から思いました。
何かアクションを起こさないと物事は動かないからです。
そして予想通り、入っている親と入っていない親との差が出ないようにと、やっとPTA活動の縮小が始まりました。
PTA活動の縮小

まず、仕事を休んだり家庭の予定をつぶしてまでPTA役員の会議に出なくてもよくなりました。
会議に出ない人を責めたりしないようにと、最初に話があったほどです。
それは、会議だけでなく研修も勉強会も同じです。
私も、役員会に4回中2回も休みましたが特に何も言われませんでした。
それによって、活動に支障も出ませんでした。
支障を出さないように活動回数や内容を縮小したからです。
挨拶運動も、1年に1回、希望日に参加するのみ。
広報の新聞も、写真(行事の写真を先生が用意)とコメントの羅列のみでほとんど先生が作ってくれました。
美化運動も運動会前にPTA主催で草むしりを行っていましたが、学校行事に組み入れPTAの介入はなくなりました。
・・・など。
あと一つ、願望を言えば講演会について。
公民館などでの著名人や教育関係者の講演会が年に数回あり、PTA役員で参加しています。
PTAに限らず学校全体から参加希望者を募ってほしいです。
PTAをやって良かったこと
子どもと仲良しの子がいますが、そのお母さん達も役員だったので、声を掛けてもらえたり、会うことができました。
「いつもありがとう」
と伝えあったり
「をんわさんちの子にいつもうちの子が〇〇してもらってるの」
とか
「○○先生最近入院したみたい」
など、子どもや学校の情報が集まります。
また、先生と接する機会も増えました。
子どものことで先生から声を掛けてもらうこともあったぐらいです。
保健室の先生とも顔見知りになりました。
振り返ると、子どもの中学校の思い出が増えた感じです。

まとめ
PTA活動について、疑問を持った親たちが声を出して改善できたことは大躍進です。
先生たちも改善に協力的になったことで、より大きく前進しました。
活動の縮小により、かなり負担が減り、やって良かったとも思えました。
全国のPTAが親たちの納得できるものに変わっていくことで、小さく継続されていくことを願っています。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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