この記事を書こうと思ったのが、ママ友達に
「をんわさんちの子って、どうしてそんなに進学のこと詳しいの」
とか
「なんで、子どもの頃からやりたいことがあるの」
とか、我が家の子どもたちについて、よく質問を受けるからです。
将来の夢や進学についての声掛けの時期と内容について振り返り書いていきます。
親の考え
まず、子どもに対して私たち夫婦の考えです。
夫は自分の好きなことを、職業にしたらいいと思っています。
なんでもいいから、働いて生きていけるようになることが目標のようです。
そこは考えが一致しています。
どんな職業でも極めるとかっこいいです。
本人たちが納得して働ける職業で、自立してくれるといいなぁと思います。
ただ、そこに大学進学ってのが、私たち夫婦のモデルでは存在しないのです。
子どもたちの人生を尊重するために、様々な進路を提示したい。
それで、大学進学については未知なので、調べて子どもに情報提供しているわけです。
とはいえもちろん、主役は子ども本人。
親の希望で将来の夢を誘導してしまわないように気を付けていました。
就学前
子どもが勉強したいと希望すれば、その環境を整えてあげたい、と思っていました。
そのため、就学前から大きくなったら小学校、高校、大学があるんだよ、と話していた覚えがあります。
保育園に行く前に
「おむつが取れないと、園に入れないよ~」
と、娘にからかい半分で話したときに
「いいよ、じゃあ、小学校に行くから。」
と返されて、お茶を吹き出しそうになりました。

あと、胎児の頃の記憶がある子もいると聞いたことがあったため、よく
「何がしたくて生まれてきたの?」
と、ちょっとウザい質問もしていましたね。
私は、生まれてきたことには意味と意志があると信じているからです。
上の子は
「美味しいものが食べたくて。おかしとか。」
と、話してくれました。
下の子は
「がんばりたくて」
みたいな、抽象的な答えだった気がします。
保育園時代
保育園の頃は将来、何になりたいのか、たまに聞いていました。
でも、このころはスーパーのレジ、とか、ガソリンスタンドで働きたいとかの返答でした。
かわいいと思ったのが、海苔巻き屋さん、でした。
まだまだ、希望する職業から進学先をアドバイスするような時期ではなかったです。
そのため、いっさい否定せず応援するスタンスで関わりました。
習い事も影響「大」でしたね。
ピアニストとか、サッカー選手とか。
子どもと一緒に将来の夢を話す時間は楽しかったです。
キッザニアに行って、いろいろな職業を紹介したり、ごっこあそびもできるだけ本物に近い物品を手に入れたり作ったりしました。
子どもより私の方が夢中になっていた気もします。

小学校時代
小学校に上がると、大学に行くためには基礎学力が必要であることを機会があるごとに話しました。
今は簡単でも、中学校、高校に上がるにつれて難しくなること。
今の学習が積み重なって、ずっとつながっていくことも。
そして高学年になるとピアニスト、薬剤師、スポーツ選手など、花形の職業に就くにはどれだけの努力やお金が必要なのか具体的に子どもと調べるようになりました。
我が家に経済的な余裕がないことは、子ども自身で察していたそうです。
また、自分の得意なことや苦手なことも分かってきます。
しばらくすると希望する職業も口に出さないようになりました。
奨学金のことや、才能、親の質など総合的に考えて、なりたい職業が分からなくなったようです。
かわいそうではあるけれど、表舞台の職業しかまだ見ていません。
こんなに変動の多い現代において、魅力的な職業はまだまだある、と私は信じていました。
中学時代
テストで順位が付けられ、模試で偏差値が出ます。
上の子は、なりたい職業がはっきりしないため、自分の偏差値に近い高校を受験しました。
もちろん普通科です。
下の子は、やりたいことが多すぎるようです。
その可能性を狭めないように県内のトップ校を目指すことにしました。
やはり、普通科です。
2人とも、本人たちの希望で大学受験を見据えて考えています。
実は行きたい高校よりも先に行きたい大学を口にしていました(ころころ変わりますが)。
そのため、中学校1年生の時点で大学名や学部名など将来の仕事につながる学業の名前まで言えるようになっていました。
ママ友たちはそれを見て「をんわさんちの子、詳しいなぁ。」と思っていたんだと思います。
また、裏方に回って見えていないけれど、社会的に地位の高い職業の存在も機会があれば教えていました。
そして今ここ

私自身は、学業に無関心な環境育ちです。
自分の無知への自覚がばねになって、進学についていろいろと調べるきっかけになりました。
振り返ると、かなり小さな時期から、子どもと一緒に進学プランを練っています。
子どもたちが学習を希望するならそれを応援したいです。
子どもたちの生きる未来が、ワクワクする世界でありますようにと母はこの小さな世界から祈っております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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