結婚するまでは人生の節目で美容室を変えていく感じ。
選ぶ目安はおしゃれな広告や店構えの雰囲気でした。
しかし子どもを産んでからは自分自身が希望するスタイルもあいまいになり、どの美容室がいいのかわからなくなってしまいました。
美容室に求めていたものは「ホッとする時間」ぐらいです。
疲労感を漂わせて入店してきた私が、鏡の中でどんどん若返っていく様子を見ていることが喜びでした。
結論を書いてしまうと、そんな私には若い方が経営する個人の美容室が合っていたようです。
美容に対するスタンスがいい加減な私が美容室を変えたきっかけを書いていきます。
美容室①:忙しさが伝わってくるようになり予約もとれなくなった

たまに行くスーパーの近くに、たくさんの椅子が並んだきらびやかな美容室ができました。
全面ガラス張りで、明るい店内は垢ぬけたイメージです。
電話をするとすんなり予約できました。
当時は、当日の午前中に予約を入れてその日のうちにカットすることができました。
店員さんも丁寧で親切です。
髪や頭皮のために自然由来のシャンプーを販売していて、そこにも好印象を持っていました。
3年ぐらい通ったと思います。
その間にどんどん込み合うようになり、椅子がたくさん並んでいるだけあって、流れ作業のようにさばかれているような感覚になりました。
もちろん、当日予約は取れません。
予定の合う日を二日間断られ、そのまま行かなくなりました。
美容院②:対応が雑で流れ作業のようだった
私がよほど疲れた顔をしていたんでしょう。
母が
「子ども預かるから、美容院でも行って来たら?」
と提案してくれました。
しかし、私には心躍らせて行きたくなるような美容室がありません。
そこで利用したのが地域情報誌でした。
そこに載っていた見覚えのある横文字の美容室に迷いもなく行きました。
だって、国道沿いで大きいからもともと知っている美容室だったんです。
建物のデザインから若者をターゲットにしていることは承知していましたが、疲れていても20代。
大丈夫だろうと足を踏み入れると、大きな声で元気よく挨拶してくれるチャラそうな美容師さんが迎えてくれました。
もう、気後れです。
髪の毛の手入れが苦手な私からの質問に、ため口で教えてくれますが、できそうにありません。
たくさんの椅子が並べられた店内では、やはりたくさんのお客さんが流れ作業でさばかれていました。
1回しか行ってません。

美容室③:サービスに気疲れするようになり、とどめの一言
美容室③にたどり着くまでに、知り合いに切ってもらったこともありました。
美容室探しに疲れたんです。
美容室③は、家から車で15分ほど離れた場所で見つけました。
オープンしたばかりのようで、落ち着いた雰囲気です。
優しい女性の店長さんと話していると、気持ちがほぐれてきます。
こちらは10年近く通いました。
その間に店長さんは変わってしまいましたが、美容室を変える心労を考えると変えようとは思いませんでした。
ただ、通う間隔が空いてきている自覚はありました。
美容室でじっと座っていることに苦痛を感じるようになってきたのです。
髪を切ってもらう時は眼鏡を外しますが、ド近眼の私は眼鏡をはずしている間、なにも見えません。
雑誌もかなり近づけないと見えないのに、途中からタブレットに変わったため、ますます見えなくなりました。
コーヒーが提供されても、いまいち飲むタイミングもわからず急いで飲み干していたし。
最終的には髪型の希望がうまく伝わらなくなってきたことと、
「いつも間がかなり空きますね。」
と言われたときに返す言葉が見つからず、ますます予約を入れることをためらうようになってしまいました。
こんな気持ちでいく必要があるんだろうか・・・。
そう思ったため、重い腰を上げて新しい美容室を探すことにしました。
美容室④:いまここ

美容室を探すときにネットを初めて利用しました。
お家のそばでも結構選択肢があり、今通っている美容室は今までで一番お家から近いです。
個人経営なので予約は入れにくいですが、その分一人一人にきちんと時間を使ってくれます。
自分がそこまで美容に関心がないことを白状してあるため、通う頻度が少ないことも理解してくれています。
また、若いからだと思いますが提案してくるスタイルも垢ぬけている感じです。
若い頃は個人経営の美容室に敷居を高く感じていましたが、この年になってくるといいですね。
ゆっくりと過ごせます。
洗髪も久しぶりに気持ちいいと感じました。
カットするようなベテランさんが行う洗髪はやっぱり違うなぁ、としみじみ。
というわけで、現在はここで落ち着いています。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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