誰にでも新人時代はあります。
私が新人の頃は、分からないことが多すぎてびくびくしていました。
できないことも多いし、緊急時にどうしたらいいのかも分からず。
もし、新人の頃の自分にアドバイスできるなら物品の場所を覚えたほうがいいよと伝えてあげたいです。
今日は新人看護師さんに向けて物品の把握をすることの重要性について書いていきます。
物品を把握するメリット1
新人さんですと、行うことができる処置や介助が限られます。
緊急の時に、何をどうしていいのか分からない時もあるでしょう。
そんな時はだいたい指導者や、指示を出すスタッフがついているはずです。
その人たちが口走ること。
それが
「〇〇〇使います」、あるいは「〇〇〇持ってきて、出して」
です。
その時に、場所が正確に分かっているとロスタイムが減ります。
物の名前ややりたいことを伝えるだけで、正確に物品を取りに行くことができる新人さんって頭一つとびぬけている印象です。
頼もしく感じます。

物品を把握するメリット2
医療現場ではさまざまな処置が行われています。
処置の説明をするときに、物品を思い浮かべることができると説明も理解しやすいです。
処置の説明を受けるときに、物品が分かっていると理解が早くなります。
理解が進めば、医師の処置についたときに、指示が出る前に物品が渡せるようにもなるでしょう。
実際に処置についたときにはできるだけ物品名も覚えるようにしましょう。
その病棟でだけ通じる略式名称もありますが、分からなければ確認です。

物品を把握するメリット3
新人のうちは、慣れない職場でそわそわするでしょう。
私も新人でした。
その気持ちは十分すぎるほど分かります。
物品の名前や位置を覚えることで、少しずつですが自分の職場になっていきます。
物品のだいたいの場所が分かることで、職場に慣れてきている自分がいるはずです。
指導者の立場から指導すること
物品を用意するときには、置いてある場所も必ず伝えています。
親切なふりをして、最初だけはとか言って先に用意しておいてはいけません。
本当に親切だったら、自分の時間を割いてでも、物品の用意に付き合ってあげてください。
また、同じ場所に物品を置き、目に触れさせて覚える習慣をつけさせてあげること。
そして、自分が使った時に残量を気にするように説明することも大切です。
いざ使いたいときにありませんでは許されないこともあるからです。
最後はどのように片付けると次回の処置に備えることができるのか。
ここまで指導します。

先日、9月だったので棚卸があったんですよ。
経験の浅いスタッフとやりましたが、思ったより
「これって何ですか。どこにありますか。」
と質問されることが多かったです。
危機感もあったので、今回この内容で書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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