親の私がしている大学受験参戦を綴っているわけですが、調べて初めて知ったことがたくさんありました。
裏返すと、知らなかったこと、勘違いしていたことがほとんどだったわけで。
今になると当たり前のことなんですが。
今日はそんな大学受験に関する項目で、偏差値について勘違いしていたことを書いていきます。
高校偏差値と大学偏差値の違い

大学受験では高校生の中でも、就職組や専門学校に行く生徒は抜けます。
もともと大学進学を希望していない下位にいた公立高校受験組がごっそり抜けていくのです。
そうすると、高校受験で中間(偏差値50台)にいた人たちが、下位(偏差値35~40台)に移動します。
だから公立高校偏差値が60でも、大学偏差値では45~55ぐらいに下がるのです。
高校偏差値を大学偏差値と一緒だと思い込んでいた高校生の私は、ほとんど勉強せずに受験生になってしまいました。
そして、偏差値の低い大学や専門学校を選んで受験したのに、かなり苦戦しました。
大学偏差値の真実を知ったのは、自分に子どもができてからです(遅すぎる)。
模試の偏差値と母集団の関係
世の中には様々な模試があります。
模試を受けるときは、どんな集団(母集団)が受けているのか知る必要があります。
同じレベルの学校を目指す母集団の模試を受けましょう。
中学受験で、中学受験を考えていない小学生の集まり(母集団)の偏差値を見ても意味がありません。
中学生の学力を調べるために小学生の模試を受けても意味がないのと同じです。
看護学校を受けたとき、看護大学希望の母集団である模試と専門学校希望の母集団で、模試では10ぐらい差が出ました。
そのため、今では模試の話をする場合、いつでも母集団を確認するようにしています。
子どもたちの高校受験の時も、公立が第一希望だったので県模試を一番頼りにしていました。
よく聞くのは、中堅から国公立(京大・東大は抜き)は進研模試や河合模試を参考に。
京大・東大・医学部受験は駿台模試を参考に、というものです。
ちなみに東進模試は位置づけがあいまいですが、浪人生も確実に受けているというところでは参考にしてもいいと思います。
よく聞く冠模試(自分が受ける学校の名前がついた模試。実際に入学を希望している母集団で模試が受けられる。)はよい参考になります。

私立大学と国公立大学の偏差値は比べられない
私立大学と国公立大学の偏差値を単純に比較することはできないです。
まず、受験科目の数が違います。
共通テスト対策で5教科以上勉強してきた国公立組と下手すりゃ1教科だけでも受験できてしまう私立大学があるからです。
単純に条件が違うので、比べることはできません。
国・数・英・社・理、今年からは情報もありますね、これらすべてを勉強して受験する国公立。
我が子が複数の教科を勉強している姿を見ているからこそ、大変さが分かるんです。
・・・私には無理。
文系と理系の偏差値も比べられない
中堅の国公立大学の偏差値を見ていると、医学部を除けば実際の印象よりも理系の偏差値が低いなぁ、という印象があります。
ちょっと頑張れば旧帝でも手が届きそうな理系学部があります。
現在、我が子が行きたい理系学部も偏差値はそこまで高くありません。

もう少し、偏差値の高いところ狙わなくていいの?

理系の国立大学って、偏差値が低くても勉強しないと入れないんだから。
この偏差値でも気が抜けないんだよ。
理系希望の子が成績が足りなくて文系に行ったんだよ。
私も理系クラスに入ったら、クラス順位下がったじゃん、覚えてる?
と、返されました。

えー、でも、今まで行きたがっていた大学に比べたらだいぶ下げてると思うんだけど。
と、納得できずにもやもやします。
しつこくほかの家族にも聞いてみました。

ねぇ、姉の受験大学、偏差値下げすぎだと思わない?

えーっとね、偏差値って-
♪🎶♬;i&∩∩∧〇ほにゃらら~~・・・・・(偏差値の出し方の公式や方法の説明。私には理解不能)なんだよ。
だから、私立よりは国公立は低く出るし、文系よりは理系の方が低く出る傾向にはあるね。
と、教えてくれました。
やっぱりよく分からなかったので、自分なりに調べて納得した内容がこちら↓です。
高校生になってから、授業内容が難しくなります。
その難しい数学、理科の内容が理解できている生徒が文理選択の時に理系を選択することがほとんどです。
というわけで、理系クラスでは理系科目が理解できない生徒が少ない。
必然的に理系クラスは文系クラスよりもレベルが上がっているのです。
その上がったレベルの集団ですから、やはり戦いは厳しくなり、偏差値は下がります。
ネットで見つけたこの説明が一番しっくりしました。
もちろん、難関私立であれば文系でも雲の上の存在であることは理解しています。
ただ、我が子が偏差値が低い大学でも必死で勉強しているわけがこれで腑に落ちたわけです。
結論、偏差値を一緒くたにしている母の勘違いは、勉強する我が子にとって害悪だったのでした。
というわけで、今は心の底から合格を静かに応援しています。

ここまで書いてきましたが、ネットで調べると偏差値もあてにならないという意見も目につきます。
受験内容や、得意科目、苦手な分野を細かく分析すると手の届きにくい大学も受かる可能性があるからとのことです。
逆に判定ばかり見て、内容を分析しないとA判定でも落ちるなんてザラにあるとか。
確かに、これについては実際に身近にありましたから。
あー、やっぱり早く終わってほしいわぁ。いや、まだ・・・。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
コメント