看護師として働く前には医療現場が別次元だったので、知らない世界に足を踏み入れる気持ちでした。
その中でも医師という存在は雲の上の存在であり、知らない人種との接触とさえ思っていました。
今では一緒の現場で働き、かなり医師が身近な存在です。
また、先輩にも友人にも後輩にも医師と結婚した知り合いがいます。
今日は医師の結婚生活について私が見聞きしてきた話を書きます。
結婚式には親戚の医師が集まる
医師の結婚式に呼ばれると親戚が医師だらけであることに驚きます。
おじさん数名が医師でそのうち開業医は何人いて、いとこは○○病院の勤務医です、みたいな。
医者家系というやつです。
医師が身近にいると、将来の夢として選択肢の一つに上がりやすいのかもしれません。

ちなみに私の周りにいる女性医師に尋ねると、子どもを医師にしたいという回答は一つもありませんでした。
なかには「医者なんてならなくていい。」という返答もあったほどです。
女性医師の目で見てみると、まだまだ働くのに厳しい現場なのでしょう。
夫が医師だとワンオペ育児になりやすい
夫が勤務医ですとほとんど家にいないらしく、
「一人で育児していて母子家庭みたい」
と女友達が言っていました。

子どもが小さいときなんて、一人でも多くの手が欲しいと思いますがそれは叶わないようです。
土日も開業医で夜勤のバイトを頼まれるようで、夫は寝るためだけに家に帰ってきているとのことでした。
確かに先生って
「まだ病院にいるんだ。」
って思うこと、多々ありますもんね。
医師が家族にいるなんて頼もしいと思われるかもしれませんが、自分が主としている科のこと以外は分からないそうです。
赤ちゃんの体温について新米パパ(外科医)から相談されたこともありますし、口の中の白いものは何ですか、と歯を診せに来た医師もいます。
ところで女性医師ですと、時間契約で働いていたり、出勤する曜日を決めていたりと育児のためにセーブしています。
子どもの熱で急に休むのも女性医師あるあるです。
教育にはやっぱりお金をかけている
医師のお子さんの習い事を聞いたことがありますが、音楽系の習い事がダントツでした。
ピアノは結構聞きますが他にはバイオリンやサックスなど。
あまり聞かない習い事では乗馬ですかね。
ところで、我が子が高校受験の時に仕事仲間の医師に塾の相談をしたことがありました。
が、ほとんどが中高一貫校に子どもを通わせていたり、自分自身が中高一貫校だったためよく分からないという返答でした。

意外と庶民派のお店に家族と行くらしい
医療業界に入る前は、医師って外食だとホテルやレストランで食事しているイメージでした。

それが意外や意外。
身近な外食チェーンに結構、出没しているようです。
何人かの医師から
「サイゼリア?行くよ行くよ。美味しいよね~。子どもも行くよ。」
と聞きました。
サイゼリアって、おいしいのに安い値段で食事させてくれるので庶民の味方、と思っています。
私はよく利用するのですが、医師や医師のご家族も利用されていると聞いて親しみがわきました。
ほかには
「娘とガスト行くよ。」
とか
「子どもが小さいときは、友達来るとガストで宅配頼んで食べてた。」
と話してくれた医師もいます。

医師と一緒に働くようになってから身近な存在になったとはいえ、やはり尊敬することは多く、学びをもらっています。
医療現場の働き方改革がもっと進みますように。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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