幸せとは【年代で変わる幸せのカタチ】

感想・つぶやき

今日、スーパーでスパゲッティの麺に手を伸ばしていた時のことです。

急に自分の中から深い幸せ感が広がりました

この喜びは何も考えていないときに湧き上がってきたものです。

何もないところから、その感情が急に生まれ出たって感じです。

そのあと、この普通の生活に喜びを感じました。

自分の足でスーパーに出かけ、家族のために食材を選んで購入することができる

こんな幸運なことってあるでしょうか

振り返ると、私の幸福感ってかなり形を変えてここまで来ました。

今回はこれを振り返らせてください。

お家時間が何よりの幸せ:幼少期、学童期、思春期

 人見知りで、家から出ることが嫌いな内向的な子どもでした。

泣きながら幼稚園バスに乗ったことも覚えています。

親もきょうだいもいない幼稚園、学校。

自由もなく、何もかも拘束される環境。

友だちもいるのに、ぬぐい切れない孤独感。

家にいることで得られる自由と安心感が、その頃の私にとっての幸せだったのです。

きょうだいと遊ぶことも好きでしたが、一人でも満足です。

共働きの父と母が家にいれば、余計に満足でした。

遊んでほしいとか、どこかに連れて行ってもらいたいなどの気持ちはありませんでした。

ただ、家の中で一緒に過ごして一緒にご飯を食べてお風呂に入って眠ることが幸せだったのです。

これは高校生になるまで続いた感情です。

比べることで幸福感を測っていた:10代後半・20代前半

 思春期を終えて、自分で考えて生活するようになりました。

子どもというより、一人の人として社会と関わる実感が芽生えてきます。

幸せは人との比較です。

分かりやすいのは目に見える形のあるもの、名誉やお金や人間関係。

あの人よりも、上になりたい。

時にはあの人よりも面白い人と思われたい、バカになりたいという時もありました。

“強い欲望”で”やる気”にだけはあふれていた気がします。

とはいえ、自分の物差しなので他の人からは不幸そうに見えるときもあったと思います。

自分よりも上か下か。

人との関わりに、常に付いて回った恥ずかしい過去の感情。

あの頃は他人の幸せを心から喜べる人を心から尊敬していました

自分にはない感情だからです

 充実感が幸せにつながった:20代中盤

 中堅社員になると、仕事の面で自分の意見が通るようになってきます。

医師との対等なやりとりも増え、自分の影響力を肌で感じていました。

認められていることも感じましたし。

やりがいも感じます。

職場での人間関係やプライベートの充実が将来への展望をかき立て、希望がありました。

ただ、苦手な人が少数存在し、その人よりも幸せになりたい感情はまだありました

1人1人の幸せの形は違うと気が付いた:20代後半

 結婚が決まり、自分の中が幸福感で満たされると

「嫌な人だな」

と、普段感じていた人をなんとも思わなくなりました。

その上、プライベートが幸せな予定で忙しくて気にもなりません。

自分の感情で、こんなにも世界が変わるんだということに気が付きました。

そして、みんなが違う方向を見て、違うものを追い求めていることにも気が付きました

ある人は、地位。

ある人は、お金。

ある人は人脈。

出産を経験して、小さな命を預かった私にとっての幸せは家族の健康になりました。

それは、地位でもお金でも人に頼んでも手に入りません。

そうなってくると人と比べる無意味さが身に沁みます。

すると、他人を素直に応援できるようになりました

1人1人が自分の追い求める幸せを手に入れることができますように。

心の底から、人の幸福を自分の幸福のように喜べるようになったのです。

腕の中にいる小さな我が子を抱きながら、世界中の子どもたちの幸せについて考える時間も増えました。

震災でさらに変わった幸福感:30代から現在

 あの日、2011年3月11日。

日本中が悲しみに包まれたあの日。

私の中でガラガラと何かが崩れていったことを覚えています。

数日は、悲しみで胸がつぶされそうになりながら食事ものどを通りませんでした。

あの日から、自分と関わる人がみんな、幸せであることが自分の幸福になりました

道ですれ違った人も、テレビでちらっと見たあの人も。

会ったことのない夫の職場の人だって、私に嫌味を言ってきたあの人も。

嫌な人は嫌な人のままでいいです、元気がない方が私にはつらい。

家族は健康で、生活ができていれば十分だと思うようになりました。

共に過ごすことで、深い幸福感を感じています。

まとめ

年代とともに、はっきりと幸せを感じるタイミングや形に変化があります。

お家時間→比べた時→充実感がある時→幸せの形はさまざまと気付く→人の幸せも喜べる→みんなも幸せでないと自分の幸福もない

さまざまな経験を通して、物事のとらえ方が変わっているからでしょう。

特に”命と向き合う“ことが私の成長をかなり加速しているように感じます。

まだまだこれからも変化するのでしょうか、楽しみです。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

 

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