自治体4割「消滅可能性」のニュースを見て【看護師であるいち母のつぶやき】

感想・つぶやき

 本日、人口についてのショッキングなニュースが新聞に書かれていました。

こうしてニュースになり数字として示されると、身近な問題として考えてしまいます。

実際に郊外に住んでいると、周りが年寄りばかりであることを実感する日が多いです。

新聞には今後の対策として、女性や子どもを擁護するよう書かれていました。

 保育園に無料で通える自治体は人口が増えているとありましたが、人口の移動だけでは意味がありません。

実際に産む人数を増やす必要があるからです。

一応子育てを経験している看護師の意見を書いていきます。

義務教育の間にもっと性教育を

 医療者ではない友人が妊娠した時の話です。

質問の内容から、思った以上に妊娠・出産・育児についての知識がないんだと感じました。

しかしこれが世間の常識なんだと思うと、本当に必要な性の教育ができているのかと疑問がわいてきました。

女性には妊娠しやすい時期があること。

高齢になれば自然妊娠の確立が低くなっていくこと。

逆に若すぎる妊娠がどれほど母体に危険なことなのか知らない人もいます。

妊娠、出産、子育てにまつわる身体、精神、社会的な問題は山積みです。

これは男性についても同じですが、女性の問題としてとらえている人もいます。

今後はもっともっと性について赤裸々に話し合えるといいなぁと思います。

そして妊娠や出産、育児へと広げていき、命がどれほどの奇跡の重なりなのか共有できたら最高です。

子どもを作るか、産むか産まないか、選択するには正しい知識が必要となります。

助産師さんと話していると、妊娠について夫婦で話し合い、なんなら主導権を握っている印象まで受けます。

そこまでたどり着けたら理想でしょう。

出産にかかわる費用は保険で良いのでは

 出産まで費用は保険にしてもらいたいです。

命がけで子どもをはぐくんでいるのに、なぜ美容医療と同じように自費なんでしょう。

また、出産一時金が値上がりすると、なぜ病院や産院の出産費用も上がるんでしょう。

不妊治療に回数や年齢制限があってもいいので、保険適応の幅が広がるといいなと思います。

妊娠中~3歳までは勤務体制を選べるように手当の保証を

 私もそうですが、知り合いの看護師は早産などの異常が多かったです。

医療の現場では人手不足を理由に、産休の直前まで夜勤をしています。

無理をして働いていることが原因の一つではないかと思います。

 また、教師の友人がいますが、3年間育児休暇が取れるとのことで本当にうらやましかったです。

育児手当が出るのは1年間だけですが、これが3年間、半分でも給料が保証されたら家で子育てする選択も生まれてきます。

私は子どもを2人産みましたが、健康上の理由がなければ3人産みたいと思っていました。

しかし、妊娠、出産時の異常があったことと、経済的な面も鑑みて2人へと落ち着いたのです。

実際に2人育てていると5人ぐらい欲しくなりましたが。

5人産んで3年ずつ有給の育児休暇が取れたら、子育て自体が仕事になりそうですね。

子育てを支える周りの人にも手当を

 これ、これですよ。

繰り返し訴えていること。

子育てをしていると、急なお休みや早退はつきものです。

それを支えているのは、周りの社員です。

ぜひ、ここにも手当を!

社会のみんなで子育てしていく空気が欲しいです。

これを国が保証してくれると、妊娠や出産、育児をしている社員の雇用が増えるってことないでしょうか。

働ける人口も減ってますから、働きたいのに働けない人の雇用も増えてほしいものです。

子どもを産み、育てる環境を整える

 妊娠、出産、育児がキャリアのチャンスを奪うことのないように。

育児休暇を取った男性がキャリアをあきらめることがないように。

その上、いつでも根があげれる環境が整っていることがとても重要になってきます。

子育ては本当に大変です。

良妻賢母になりたければ、手を抜いて肩の力を落とすことが必要なのです。

父の大きな背中を見せ続けたければ、一緒に子どもとふざける必要があるのです。

それはサポートの充実ともつながってくるわけで・・・。

子育てにかかわる職業はもっと給料を増やしてほしいです。

また、学生のうちに赤ちゃんと生活する機会があるといいなぁとも思います。

こうなってしまった以上、社会問題です。

子どもを産む人や育てている人たちを社会全体で支えていけるよう、良い具体案がでるよう願っています。

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