高速道路にもポイントがあるって知ってますか。
ETCマイレージサービスっていいます。
私はたまたま、ポイ活で調べていたら知ることができました。
夫の実家が片道10時間かかる四国地方なので、帰省するたびにこの出費を何とかおさえられないか調べた結果です。

残念ながら、使い始めてから1度改正されて、ゲットできるポイントが少なくなりました。
それでも、長距離を走る我が家では毎年7000円程度の還元があるので、まだまだありがたい存在です。
そのうえ、クレジットカードのポイントももらえるので、ポイントの二重取りもできます。
2023年、3月の状況で書いていきます。
ETCマイレージサービス
ETCマイレージサービスとは、申し込んだETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが付きます。
登録が必要ですが、まずはポイントに対する還元割合を書きます。

NEXCO東/中/西日本/宮城公社(この3つの道路会社と公社で合算あり)で
1000ポイント → 500円分
3000ポイント → 2500円分
5000ポイント → 5000円分 として還元されます。
本四高速(各道路会社、公社で合算なし)で
1000ポイント → 500円分
3000ポイント → 2500円分
5000ポイント → 5000円分 として還元されます。
愛知公社/福北高速/広島高速(各道路会社、公社で合算なし)で
100ポイント → 100円分 として還元されます。
神戸公社(各道路会社、公社で合算なし)で
200ポイント → 100円分 として還元されます。
ポイントを、金額分に替えて高速代としてのみ使えます。
上の一覧を見てもらうと分かると思いますが、NEXCO東/中/西日本と宮城公社はゲットしたポイントを合算(足せる)できますが、他はできません。
ポイントは走行した翌月20日に、走行ごとにつきます。
換金はできません。
合算がある・ない
NEXCO東/中/西宮城公社は合算できます。
例えば、NEXCO中日本の範囲で700ポイントゲットして、その後NEXCO西日本で300ポイントゲットすると合算できるので700+300=1000ポイント。
1000ポイント→500円分の還元が得られます。
でも、NEXCO中日本で700ポイントゲットしてそのあと、本四高速で700ポイントゲットしても合算できないので、700ポイントずつがそのままの形で残ることになります。
700ポイントでは1000ポイントに満たしていないため還元できません。
神戸公社でも、ほかと合算できないので、100円分欲しいと思ったら、ここだけで200ポイントためる必要があります。
また、違うETCカード同士の合算もできません。
一人の人が、2枚の異なるETCカードをETCマイレージサービスに登録したとして、1枚に本四高速で300ポイント、もう1枚に同じく本四高速で700ポイントたまっていても合算できません。
そのため、足せば(合算すれば)1000ポイントなのに、足せない(合算できない)ので、300ポイントと700ポイントを持ったまま還元できない状態になります。
新規登録の方法
ETCカードが必要です。
また、ETC車載器(ETCカードを入れる機械です。通常ETCカードを使っているなら車についているはずです)も必要です。
申し込みはインターネットか郵送でOK。

下に記載した必要事項を入力(インターネットの場合)、もしくは記載(郵送の場合)して申し込みます。
・お名前 ・生年月日 ・郵便番号 ・住所 ・電話番号 ・メールアドレス
・ETCカード番号および有効期限 ・車両番号(ナンバープレートの4桁) ・車載器管理番号(ETC車載器の19桁)
リンクを貼っておきます → ETCマイレージサービス申し込み案内
対象の道路
ここでは、ポイントが付く道路を紹介します。
NEXCO東/中/西
〇高速国道全線
〇一般有料道
■北海道・東北地方
・深川留萌自動車道 ・日高自動車道 ・百石道路 ・秋田自動車道 (琴丘能代道路/琴丘森岳~能代南) ・秋田自動車道(秋田外環状道路/秋田北~昭和男鹿半島) ・湯沢横手道路 ・東北中央自動車道 ・仙台北部/東部/南部道路 ・三陸自動車道路(仙塩道路)
■関東・甲信越地方
・東水戸道路 ・圏央道 ・京葉道路 ・千葉東金道路 ・東京湾横断/木更津東金道路(東京湾アクアライン連絡道、東京湾アクアライン) ・富津館山道路 ・第三京浜道路 ・横浜横須賀道路 ・小田原厚木道路 ・新湘南バイパス ・西湘バイパス ・東富士五胡道路 ・安房峠道路
■東海地方
・伊勢湾岸道路(東海~飛島) ・東海環状自動車道
■関西地方
・京都縦貫自動車道(丹波~大山崎) ・京滋バイパス ・京奈和自動車道(京奈和道路) ・第二京阪道路 ・南阪奈道路 ・第二阪奈道路 ・堺泉北道路 ・関西国際空港連絡橋 ・湯浅御坊道路 ・第二神明道路
※泉佐野市空港連絡橋利用税(関空橋税)部分についてはポイントは付きません
■中国/四国地方
・広島岩国走路 ・山陰自動車道(江津道路、安来道路)・今治小松自動車道(今治小松道路) ・広島呉道路
■九州/沖縄地方
・東九州自動車道(椎田道路、宇佐別府道路、延岡南道路、隼人道路) ・西九州自動車道(武雄佐世保道路、佐世保道路) ・長崎バイパス ・日出バイパス ・南九州自動車道(八代日奈久道路、鹿児島道)
本州四国連絡高速道路株式会社
・全線
宮城県道路公社
・三陸自動車道(仙台松島道路)
愛知県道路公社
・知多半島道路 ・南知多道路 ・セントレアライン(知多横断道路、中部国際空港連絡道路) ・猿投グリーン道路
神戸市道路公社
・六甲有料道路 ・六甲北有料道路 ・山麓バイパス
広島高速道路公社
・広島高速道路
福岡北九州高速道路公社
・福岡高速道路 ・北九州高速道路
ポイントのつきかた
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社:10円で1ポイント
本州四国連絡高速道路株式会社:10円で1ポイント
愛知県道路公社:100円で1ポイント(月額利用額に応じて加算ポイントあり)
神戸市道路公社:50円で3ポイント(月額利用額に応じて加算ポイントあり)
広島高速道路公社:100円で1ポイント(月額利用額に応じて加算ポイントあり)
福岡北九州高速道路公社:100円で1ポイント(月額利用額に応じて加算ポイントあり)
ポイントを還元して利用した分には、ポイントはつきません。
例えばポイント還元で500円分ゲットしたとします。
それを高速代に充てた時には、そこにポイントは付きません。
ポイントの有効期限
有効期限は、ポイントが付いた年度の翌年度末です。
例えば2023年8月に付いたポイントは、2024年3月末までポイントから還元額へ交換できます。

ポイント残高の問い合わせ
今、どれだけポイントがたまっているのか知りたい。
インターネットでマイページにつなぎ、自分で確認する方法と、電話で問い合わせる方法があります。
また、これには年度末前に、ハガキでお知らせをもらう方法とメールで知らせてもらう方法があります。
私はまだハガキでお知らせをもらっています。
その方が、ポイントを現金分に還元することを忘れないからです。
なぜ忘れるのか・・・ポイントは、たまったら原則自分で問い合わせて還元するルールだからです。
ハガキは2月の上旬に届くので3月31日で消えてしまうポイントがないかチェックできます。
例えば、本四高速で4000ポイントたまっていたとして、その後高速道路を使う予定がなければ、3000ポイントを2500円分、1000ポイントを500円分に還元します。
還元しなければ4000ポイントが3月31日には消えてしまいますが、還元したことで3000円分ゲットできます。
自動還元サービスで還元忘れを防ぐ
もともと、ポイントがたまっても還元は自分で行わなければなりません。
これに登録しておくと、一定のポイントがたまったら勝手に還元してくれます。
還元し忘れちゃった!ってのを防げます。
道路事業者によって自動還元サービスのポイント数は変わります。
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社:5000ポイント → 5000円分
本州四国連絡高速道路株式会社:5000ポイント → 5000円分
愛知県道路公社:1000ポイント → 1000円分
神戸市道路公社:1000ポイント → 500円分
広島高速道路公社:1000ポイント → 1000円分
福岡北九州高速道路公社:1000ポイント → 1000円分
ポイントの還元タイミング

年度末に消失するポイントがあるはずなので、それが交換できるポイントにまで届いていないか2月上旬には確認しましょう。
ポイントが付くのは翌月20日なので、2月に高速道路やポイントが付く有料道路を使う予定がなければ、還元していいと思います。
その時に交換できるポイント数を確認して電話やインターネットで還元です。
慣れていないうちは電話での問い合わせの方が、得する還元タイミングが相談できます。
その時にはマイレージIDとパスワードが必ず必要なので準備をお忘れなく。
ポイントの使い方
ポイントは還元すると特に何もしなくても、対象の道路を走行した時に自動的に高速料金として使われます。
還元した時点で優先的に還元分が消費されると覚えておいてください。
そして、換金性はないため高速料金としてのみ、使えます。
ほかのポイントとの交換もできません。
また、還元額が使われるのでクレジットカードの使用履歴にも載りません。
以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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