中部地方・自称進学校の実際と親が協力できること【公立高校】

子育て・教育

 上の子が全日制の公立高校に通っています。

県の模試で66の偏差値ですので、私自身は十分すごいと思いますが、本人は”自称進学校”と話します。

子どもが言うからには、それなりの理由があります。

また、それに対しての親ができるサポートも書きます。

塾なしで大学進学をめざしてる

 高校の先生から、入学してすぐに

「高校の勉強だけで国公立大学に合格できます。」

「塾は必要ないです。」

と、説明を受けました。

また、PTAの総会では

「親も協力して大学進学に力を入れる良い学校」

「胸を張って、高校名を名乗れる自慢の学校」

と、役員さんが紹介してました。

朝学習や土曜日の自習室開放にPTAが協力しているからです。

素敵だなぁ、とは思いました。

でも、通っている子どもたちが、”自称進”と揶揄していることを知っていたため、冷静になって聞いていました。

自画自賛して感傷的に語ってくれる役員さんたちに、舞台劇を見ているような気持ちです。

落ち着いた雰囲気の生徒が多いです

 学校にお邪魔したときには、廊下ですれ違う生徒に挨拶をします。

すると目を見てしっかり挨拶を返してくれます。

男子生徒は大きな声で挨拶してくれる場合がほとんどでした。

生徒同士で勉強の教え合いもするそうです。

音楽の時間もしっかり声を出してみんなで歌うそうです。

生徒会や学級委員会など人をまとめる役目を担ってきた生徒ばかりですから、協調性のある生徒が多いのかもしれません。

保護者は親しみやすい印象

 保護者全員を知っているわけではないので、これは偏った意見になると思います。

少なくとも私が関わった保護者の方々は、話しかけると、身を乗り出すような勢いで「うん。うん。」と、話を聞いてくださる方ばかりでした。

そこはかとなく感じる落ち着きは、余裕の表れかもしれません。

私の子どもから

「親と仲いい子が多いよ」

と聞きましたが、そりゃこんなに話を聞いてくれる親なら毎日話しかけちゃうよな、と思いました。

「友達は親に勉強を教えてもらってる」

と、子どもがうらやましがっていました。

子どもからの情報なので数人ほどしか聞いていませんが、医療関係者を含む専門職の方が多そうです。

自分が生きてきた人生には縁のなかった進学校なので最初は緊張しましたが、今では行くことが楽しみになっています。

とはいえ真面目な生徒ばかりでもなかった

 広がって道路を歩かないこと、横並びで自転車を走行しないこと、と学校から登下校の注意喚起が届いたときには

「そりゃそうだよな、高校生だもんね。」

と思いました。

 朝、課題の解答をノートに一生懸命写している生徒もいます。

毎回、提出物を出さない生徒もいるらしいです。

提出物が間に合わないときは、どう対応したらよいかについてその子に教えてもらうそうです(おいっ)。

課題が多くて大変そう

 大量の課題、自称進学校の最大の特徴です。

これがあるから”自称”進学校なのです。と、本人が言っておりました。

課題が終わらないため、夜遅くまで机に向かっている姿をよく見ます。

3年生になると、0時間目という早朝授業も始まるので、睡眠時間の確保が難しくなります。

問題集によっては回答が配られないため、毎回プリントされて回答が1枚ずつもらえるとか。

プリントが増えて、整理が大変と言っていました。

ただし、通学中の学校では大量のインプットで負担が大きいのは1,2年生のうちだそうです。

3年生になるとアウトプット中心になるので、ちょっとだけ楽になるとのこと。

休日も登校

 土曜日も土曜日教室と言って、自習目的で登校できます。

これは強制ではありませんが、塾に通っていないため我が子は行くことが多いです。

もちろん、長期休暇も補習で出校です(主に復習ですが圧が強くほとんど強制)。

実質の休みは夏休みは2週間、冬休みでは1週間。

塾に通う時間の確保もできませんから学校に頼りきった進路指導になってしまいます。

行きたい大学があるので、受験生になったら情報収集のために、塾に行こうと考えているところです。

しかし、それが子どもにとって、どれほどの負担になるのか懸念しています。(↓後日談あり。載せておきます。)

親が協力できること

 前述のとおり、課題をこなすために夜遅くまで起きています。

2年生になると0時間目が始まるので、授業に出るために1時間早く家を出なくてはいけません。

睡眠時間を少しでも増やそうと家と駅を結ぶ登下校は自転車ではなく、できるだけ車で送っています

また、課題の多さは入学前から分かっていたので運動部には入りませんでした

他には、課題をこなした上で塾の講義に出席することは大変だと判断したので、普段の授業や課題提出のサポートをしてくれるオンライン家庭教師の先生にお願いすることにしました。

課題が大量にありますので、教材は学校のものを使ってもらっています。

また、夏季講習などの季節講習がないので、年間でみると割安です。

その上、通塾の時間・費用が不要なので、いい選択だったと納得しています。

まとめ

自称進学校では・・・

・塾なしで公立大学を目指す雰囲気がある。

・落ち着いた雰囲気の生徒が多い。

・親しみやすく落ち着いた印象の保護者の方々が多い雰囲気。

・真面目ばかりでもなく、楽しそうな感じもある。

・朝授業(0時間目)や長期休暇中も補習があり休みが少ない。

・課題が多くて大変。

・自称進学校対策として、通学のサポートや文化部の選択、家庭教師の利用をしています。

親の背中を見せる子育てを心がけてきましたが、最近では子どもの背中ばかり見ていると感じています。

今後も、この大学受験対策は書いていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

↓下の子が進学校に進んだので違いを記事にしています。

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